アプローチ 1
■ アプローチ計画
アプローチは、敷地の外と住宅を結ぶルートであり、門まわりと共にその住宅の印象を決定する
エクステリアゾーンです。 ですから、門と同様に、住宅のデザインとの調和が不可欠です。
同時に、道路に接して計画される他のエクステリア要素(門・車庫・囲いの装置としての塀や
垣根など、接道する庭など)との関係とともにトータルなエクステリア空間としてプランニング
されなくてはなりません。
接道部から住宅の玄関を結ぶ動線としての機能に加え、人の
動きに従って移り変わる景色を楽しみ、気持ちや意識の変化を
誘発するゆとりの空間としたいものです。
物理的な広さにかかわらず、回遊式庭園に備わっている様々な
手法から援用する姿勢が有効です。
エクステリアの計画は多くを視覚によっていますが、床の舗装
材の変化で足の運びに変化を促し、硬い石と砂利といった組合
せで足ざわりを楽しむなど、触覚や聴覚に訴える方法もとられます。