実をつける樹木
雌雄異種の樹木類
多くの樹木は花を咲かせ実をつけます。
それは種子によって繁殖するためですが、なかには雄雌が別々の木
という性質を持った樹木群があり、これらは雌雄異種(しゆういしゅ)と
呼ばれます。 雌雄異種の樹木では、雄株も花は咲くものの実はつけず、
雌株は雄株の花の花粉を受粉して実をつけます。
雌雄異種の樹木類は、イチイやカヤといった針葉樹、クロガネモチ・ソヨゴ
などの常緑広葉樹、落葉広葉樹ではウメモドキ・ヤマボウシなど少なくありません。
実を楽しむためには、このような性質を理解したうえで、雌株を使うようにします。
しかし、ときには実が落ちてつぶれ、舗装が汚れるのを嫌うケースもあり、この場合は
雄株のみを選んで植栽します。
常緑樹 | |
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針葉樹 | 広葉樹 |
イチイ ・ カヤ ・ ナギ |
アオキ ・ クロガネモチ ソヨゴ ・ モチ ・ ヤマモモ |
落葉樹 | |
ウメモドキ ・ サンショウ ・ マユミ ・ ヤマボウシ |