エクステリア照明の発光方向と光源
①全方向拡散型
発行部分が直接見えるため、灯具自身で空間を演出するような目的に適しています。 光は全方向に拡散するので、空間全体の華やかさ・賑やかさを確保したいエントランスなどに用います。
②横方向主体型
全方向拡散型に比べ上方向への光が制限され、上からの眩しさを抑え、横方向の発行が強調されます。 灯具自身の演出と地面の照明効果が得られ、アプローチや植栽桝等に適しています。
③下方向主体型
真横からは発行部分が僅かに見えるだけで、光の大部分が下方向に出ます。 眩しさの原因となる横方向への強い光がなく下方を効果的に照らし、植栽などに用いられます。
④片側横方向主体型
灯具からは、横方向部分への制限した光が出ます。 光の広がりを遮光できるため、敷地境界線、間接光照明などに適しています。
⑤照射方向主体型
灯具が可動し、光の方向を可変できるスポットライトなど集光方の光を対象物や空間に対して演出する
効果が得られ、庭の樹木・デッキ・テラス等に適しています。
・ 照明器具の材質
門灯の電球を包むカバーの材質は、乳白色・艶消しのガラスグローブやポリカーボネート、光源の見える
製品の材質はガラスパネル、光源を支える本体は、アルミニウムのダイカスト製品材が主流です。
エントランス・ガーデンライトのポールは、アルミダイカストやステンレス材が一般的で、和風庭園などでは、
陶器の素焼き風・石目調や、間接照明のため、セラミックのカバーが利用されたりします。
・ LED (発光ダイオード) 照明
新素材の光源を採用したエクステリア照明が普及しています。
小型・軽量・長寿命・省電力の省エネタイプの安全証明として、LED (発光
ダイオード) を駆使した照明製品が経済的にも注目されています。
LEDは、半導体チップに電流を流すことによりチップそのものが発光するもの
で、製品によっては、手動で光源を曲げられる便利さがあり、発熱量や紫外線
が少ないため、植栽にも優しく庭園照明や表札灯、エントランスライト・スポットライト・門扉や手摺りのグリッ
プなどにも採用され、サイン等への利用拡大が図られています。
・ 照明の制御器具
防犯機能を付加した照明材は、侵入者を熱線センサーにより感知し、人が近
づくと点灯、またはフラッシュライトで警告します。
関連して、明るさセンサーは、周囲の明暗によって検知して自動点灯、消灯し
ます。 さらにリモコン防犯灯は、周囲の明るさを検知する明るさセンサーと、
人が動く時に出る温度差を検知する熱線センサーを兼ね備えた照明で、これ
をリモコンにより防犯・通常・連続点灯の3つのモードに切り替えが可能な製品です。