門まわり 2
■門の配置とデザイン
門は内外を繋ぎ、かつ隔てる、人の意識の切りかえ場所です。
そのために最適な計画でなくてはなりません。
同時に道路に接して計画される他のエクステリア要素(車庫・囲いの装置
としての塀や垣根など、接道する庭など)との関係が考慮されなくては
なりません。 さらには街並みとの調和を図るよう周辺の住宅とのデザイン
の連続性や関連性も配慮されなくてはなりません。
配置とデザインのポイント
1.接道部のトータルバランス
2.計画する住宅を象徴する
調和を図りながら象徴性を併せ持つという相矛盾する要素を含んだ計画です。
デザイン方針を明確にしないと、通りが不統一なデザインや色彩の混乱に陥ったり、変化に乏しく寂しい
印象やどちらを見ても同じ景色の住宅街になります。
デザイン方針を探し出す着目点の例
・ 共通の素材
・ 共通のデザイン要素
・ 小さく際立つ
・ 異なる素材
・ 異なるデザイン要素
通りに面する隣家との関係に注目ながら相違点を拾い出し、その中から相互の“良い関係”を探すことになります。